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今日は第3回専門医試験の第149問目

<第149問>

糖尿病の運動療法について誤っているのはどれか。
(1) インスリンの注射部位に近い関節の運動は低血糖を起こしやすい。
(2) βブロッカー投与患者は低血糖症状を呈しにくい。
(3) 持続的な運動によって1型糖尿病では、インスリン分泌能が改善する。
(4) 空腹時血糖が250mg/dl以上の場合は、運動療法は行わない。
(5) 増殖性網膜症がある場合には、運動療法は行わない。

答え:(3)

<勝手な解釈>

(1) インスリンは注射部位により作用速度が異なり、腹壁が一番早い。
(2) βブロッカーは低血糖時の交感神経症状をマスクしてしまうため、低血糖が気付かれにくいことがあるので、注意が必要である。
(3) 運動療法でもインスリン分泌能は改善しない。
(4) 、(5) 糖尿病における運動療法禁忌は以下のとおり。
1.糖尿病の代謝コントロールが極端に悪い場合
 ex. 空腹時血糖が250mg/dl以上、尿ケトン体中等度以上陽性
2.増殖網膜症による新鮮な眼底出血がある場合
3.腎不全の状態にある場合
 ex.血清クレアチン値が男で2.5mg/dl以上、女で2.0mg/dl以上
4.虚血性心疾患や心肺機能に障害のある場合
5.骨・関節疾患がある場合
6.急性感染症がある場合
7.高度の糖尿病自律神経障害のある場合

 


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