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今日は第3回専門医試験の第150問目

<第150問>

長時間の安静臥床に伴う循環器系の変化で誤ってるのはどれか。
(1) 循環血漿量が増加する。
(2) 心拍数が増加する。
(3) 1回心拍出量が減少する。
(4) 起立性低血圧が起こりやすくなる。
(5) 血液凝固能が亢進する。

答え:(1)

<勝手な解釈>

(1) 循環血漿量は、安静臥床2週間で約10%、4週間で約20%減少する。
(2) 心拍数は、安静臥床2週間で約20拍/分増加する。
(3) 1回心拍出量は、安静臥床3週間で約30%減少する。

※ これで第3回専門医試験の問題はすべて終了(^_^)v

   しばらく休憩します(^^)/~~


今日は第3回専門医試験の第149問目

<第149問>

糖尿病の運動療法について誤っているのはどれか。
(1) インスリンの注射部位に近い関節の運動は低血糖を起こしやすい。
(2) βブロッカー投与患者は低血糖症状を呈しにくい。
(3) 持続的な運動によって1型糖尿病では、インスリン分泌能が改善する。
(4) 空腹時血糖が250mg/dl以上の場合は、運動療法は行わない。
(5) 増殖性網膜症がある場合には、運動療法は行わない。

答え:(3)

<勝手な解釈>

(1) インスリンは注射部位により作用速度が異なり、腹壁が一番早い。
(2) βブロッカーは低血糖時の交感神経症状をマスクしてしまうため、低血糖が気付かれにくいことがあるので、注意が必要である。
(3) 運動療法でもインスリン分泌能は改善しない。
(4) 、(5) 糖尿病における運動療法禁忌は以下のとおり。
1.糖尿病の代謝コントロールが極端に悪い場合
 ex. 空腹時血糖が250mg/dl以上、尿ケトン体中等度以上陽性
2.増殖網膜症による新鮮な眼底出血がある場合
3.腎不全の状態にある場合
 ex.血清クレアチン値が男で2.5mg/dl以上、女で2.0mg/dl以上
4.虚血性心疾患や心肺機能に障害のある場合
5.骨・関節疾患がある場合
6.急性感染症がある場合
7.高度の糖尿病自律神経障害のある場合

 


今日は第3回専門医試験の第148問目

<第148問>

熱傷の治癒過程と治療について誤っているのはどれか。二つ選べ。
(1) 急性期の圧迫包帯の使用は浮腫の予防目的である。
(2) 皮膚移植の翌日から、その部位の可動域訓練を開始する。
(3) 皮膚の肥厚性瘢痕は、6カ月頃にピークを迎える。
(4) 顔面では、瘢痕拘縮により、閉口障害を来しやすい。
(5) 手背部では移植を早期に検討するが、手掌部では急性期は保存療法を行う。

答え:(2)、(4)

<勝手な解釈>

(1) 圧迫包帯は遠位で強く、近位になるにつれて弱く巻く。1日に3回以上、当初は1回に10分程度から開始して、強度・時間とも増加させる。
(2) 関節の近傍に植皮を行った場合は、数日間は関節可動域訓練を中止するのが原則である。
(3) 皮膚の肥厚性瘢痕は、受傷後2~3カ月で台形に盛り上がり、6カ月頃にピークに達する。
(4) 顔面では、瘢痕拘縮により、開口障害から小口症を来しやすい。
(5) 手掌部は皮膚が厚く、可動性が少ない。皮下組織も厚く熱傷が深部に及ぶ事は稀であり、保存的治療が原則である。手背部は皮膚、皮下組織が薄く、可動性がある。このため容易に深部熱傷になりやすく、不良肢位で拘縮や機能障害を来すため早期手術が原則である。

 


今日は第3回専門医試験の第147問目

<第147問>

脳転移と骨転移を起こす頻度の最も高い癌はどれか。
(1) 胃ガン
(2) 肝ガン
(3) 乳がん
(4) 膀胱ガン
(5) 子宮ガン

答え:(3)

<勝手な解釈>

転移性脳腫瘍:もともとのガンの部位としては、肺ガン(50.0%)、乳ガン(11.5%)、消化器ガン(10.3%)、頭頸部ガン(4.7%)、腎・膀胱ガン(4.7%)、子宮ガン(4.1%)の順になります。

http://health.yahoo.co.jp/katei/detail/ST180020/2/

転移性骨腫瘍:特に頻度の高いものに、骨髄腫、前立腺癌、乳癌、腎癌、肺癌などがあげられます。

http://www.gan-pro.com/public/cancer/bone.html

 


今日は第3回専門医試験の第146問目

<第146問>

中部食道癌による開胸開腹術後のリハビリテーションの内容として適当でないものはどれか。
(1) 腹式呼吸
(2) 食道発声訓練
(3) 肩関節ROM訓練
(4) 体位ドレナージ
(5) インセンティブ・スパイロメトリー

答え:(2)

<勝手な解釈>

(2) 食道は摘出されるため、食道発声は不可能である。

 


今日は第3回専門医試験の第145問目

<第145問>

心疾患患者の運動療法で誤ってるのはどれか。
ア.運動後にクールダウンを目的とした軽い運動を行う。
イ.20分以上継続できる運動が適当である。
ウ.大きな筋群を活動されるような運動種目が適当である。
エ.等尺性収縮の要素が多い種目が適している。
オ.運動によって最大心拍数が得られることを目標とする。

(1) ア、イ  (2) ア、オ  (3) イ、ウ  (4) ウ、エ  (5) エ、オ

答え:(5)

<勝手な解釈>

エ.等尺性収縮は血圧上昇を来しやすく、心疾患患者には不向き。
オ.最大心拍数の70%前後を目標とする。

 


今日は第3回専門医試験の第144問目

<第144問>

運動耐容能の指標として誤ってるのはどれか。
(1) 最高酸素摂取量
(2) 無機的閾値
(3) 心拍数170拍/分の時の仕事量
(4) Physiological cost index(PCI) 
(5) 10分間歩行距離

答え:(4)

<勝手な解釈>

(4) Physiological cost index(PCI)は歩行時のエネルギー効率を見たもの。

 


今日は第3回専門医試験の第143問目

<第143問>

誤っているのはどれか。
(1) 心拍出量=一回心拍出量×心拍数
(2) 年齢別予測最大心拍数=220-年齢(年)
(3) 運動強度目標心拍数=(年齢別予測最大心拍数-安静時心拍数)×係数+安静時心拍数
(4) 1Met=3.5mlO2/kg/min
(5) 二重積=平均血圧×心拍数

答え:(5)

<勝手な解釈>

(1) 心拍出量は、安静時で4~5㍑/分、最高で15~20㍑/分。
(2) 、(3) は◎。βブロッカー服用患者は要注意。
(4) 1Metは40歳、70kgの白人男性が安静時に必要とする酸素消費量で、3.5ml/min/kgである。
(5) 二重積=収縮期血圧×心拍数

 


今日は第3回専門医試験の第142問目

<第142問>

深部静脈血栓症に関する記述のうち、誤ってるのはどれか。
ア.予防には、早期離床が重要である。
イ.予防には、排便管理が重要である。
ウ.左下肢麻痺より右下肢麻痺に発症しやすい。
エ.診断には、静脈造影が第一選択である。
オ.発症時には、下大静脈フィルター留置を検討する。

(1) ア、イ  (2) ア、オ  (3) イ、ウ  (4) ウ、エ  (5) エ、オ

答え:(4)

<勝手な解釈>

ウ.右腸骨静脈に比し、左腸骨静脈の方が下大静脈への流入角度が鈍で、腸骨動脈やS上結腸が前面で交差するなどの理由から、深部静脈血栓症は圧倒的に左下肢に多い。
エ.診断には、D-dimerの測定、超音波診断法、造影CT検査などの非侵襲的検査が第一選択である。

 


今日は第3回専門医試験の第141問目

<第141問>

虚血性心疾患の運動負荷試験での運動中止基準として誤っているのはどれか。
(1) 胸部症状の出現
(2) 疲労の訴え
(3) 5mm以上の水平または下降型ST低下
(4) 心室性期外収縮3連発
(5) 予測最大心拍数の85%の心拍数

答え:(5)

<勝手な解釈>

(1) 狭心症出現の可能性があり、中止する。
(2) 疲労の訴えがあり、被験者が中止を要請し、試験を継続することが困難な場合には、中止する。
(3) 2mm以上の水平または下降型ST低下は中止。
(4) 多源性、3連発、上室性頻拍症、心ブロック、持続性心室頻拍も中止。
(5) 症状限界まで負荷をかけるとすれば、これは正しい。

 


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